ぐらのうた、ぐらのまいにち

morigura.hatenablog.com

砂浜に寝転んで

君の言葉はいつだって

わたしの進む道を指し示す

 

海原に放り出された気分になる時もある

わたしの弱さまで君は知ってるの?

 

風は自分で起こすしかないってわかってる

 

君の言葉はいつだって

わたしを遠くに送り出そうとする

 

私の船が順調に進みだす朝もある

わたしの成功をなぜ君が泣いてるの?

 

風は自分で起こすしかないとかもううんざりだ

 

わたしの船が壊れることはもう恐れない

涙の海に溺れる記憶にだって立ち向かうよ

 

君のことは置いていかない

 

君が砂浜に絵を描くならば

波にさらわれないよう盾になる

 

君が貝殻を拾い集めるなら

その貝殻の音を聞いていよう

 

君が本当は怯える海原に

船を出すまでこうして

砂浜にいつまでも寝転んで

 

君のことは置いていかない

ひとり、置いていきはしない

ふたり、寝転んだまま星を待とう