砂浜に寝転んで
君の言葉はいつだって
わたしの進む道を指し示す
海原に放り出された気分になる時もある
わたしの弱さまで君は知ってるの?
風は自分で起こすしかないってわかってる
君の言葉はいつだって
わたしを遠くに送り出そうとする
私の船が順調に進みだす朝もある
わたしの成功をなぜ君が泣いてるの?
風は自分で起こすしかないとかもううんざりだ
わたしの船が壊れることはもう恐れない
涙の海に溺れる記憶にだって立ち向かうよ
君のことは置いていかない
君が砂浜に絵を描くならば
波にさらわれないよう盾になる
君が貝殻を拾い集めるなら
その貝殻の音を聞いていよう
君が本当は怯える海原に
船を出すまでこうして
砂浜にいつまでも寝転んで
君のことは置いていかない
ひとり、置いていきはしない
ふたり、寝転んだまま星を待とう